アナザーユニバースのカリキュラムは
英語力と国語力を一緒に伸ばすために
読書から入る英語教育をしています。
なぜ英会話教室で国語力のケアーが必要なのか。
それはアナザーユニバースの英語教育理念にあります。
★話せる英語のみならず、成績が取れる英語力も育てる
★成績が取れる英語のみならず、社会に出て活躍できる英語力を育てる
この理念を実現するためには国語力が不可欠だからです。
楽しい英会話から始まるけれど、
中学校、高校へと進むにつれ、楽しい英語ばかりではなくなります。
英語は外国語です。
何を目的で学びたいのかによって学習の方向性は変わってきます。
しかし、
楽しい英会話も
将来大学試験や就職などの関門突破のための英語学習も
共通して国語力がそのベースにあるということをお伝えしたいです。
ここで必要とする国語力とは難しい単語や知識をいっぱい知っていれば良いという話ではありません。
簡単に言えば、
●話のポイントを認識する能力、
●自分の意見を論理的な言葉で表現できる能力を意味します。
大事なのは、 Literacy!
リテラシーの意味
最先端の英語教育ではかなり前からこのLiteracyの重要性に注目し、様々な教育法の変化が起きています。
去年私が受けた韓国の英語教育者向けLiteracy教育セミナーをきっかけに
うちの生徒さんの保護者様にアンケートを実施したことがあります。
国語力が英語力に影響を与えると思いますか?という質問に対して、
●3分の2の方はあると思うと答えましたが、
そのための対策はあんまりしていないと答えました。
ごく一部が子供新聞などを読ませていると答えました。
●3分の1の方がよくわからないと思いました。
●そう思わないの意見もありました。
国語力というのはなんなのかの話を
改めてする必要があると感じる瞬間でした。
アナザーユニバースで国語力の重要性を上げていることに賛同してくださっている保護者様が、国語を専攻として教育現場で活躍された経験があるため、皆様の理解を助けるために資料をしてくださいました。
ココから 保護者投稿
なぜ英語を学ぶ教室で「国語力」を重視するのか?
2020年度、文部科学省により「学習指導要領」が改訂された。これは明らかに、PISA(経済協力開発機構が3年おきに実施する国際学習到達度調査)における、日本の子どもたちの読解力の急落を受けてのこと。
≪PISAが定義する読解力とは≫
自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、社会に参加するために、テキストを理解し、利用し、評価し、熟考し、これに取り組むこと。
<測定する能力>
(1)情報を探し出す
-テキスト中の情報にアクセスし、取り出す
-関連するテキストを探索し、選び出す
(2)理解する
-字句の意味を理解する
-統合し、推論を創出する
(3)評価し、熟考する
-質と信ぴょう性を評価する
-内容と形式について熟考する
-矛盾を見つけて対処する
⇒AnotherUNIverseで実施される「Debate」こそ、この「読解力」を身に着ける方法として最適
さて、新たに制定された「学習指導要領」の中には「新たに取り組むこと・これからも重視すること」という項目があり、その中には以下の2つが挙げられている。(全9項目中)
【外国語教育】
「聞くこと」「読むこと」「話すこと」「書くこと」の力を総合的に育みます。
【言語能力の育成】
国語を要として、すべての教科等で子供たちの言葉の力を育みます。
全ての学びの基礎として「国語」が重視されていることが分かる。
そこで疑問。「国語力」とはなにか?
「国語力」=「論理的思考」=「ものごとの筋道を立てて考えること」
例えば、日常会話において、相手(他者)と正確な意思疎通を図るためには「筋道の通った会話」が必要。つまり、相手(他者)を意識する部分に自然と論理的思考が発生する。
他者意識の強いものの例が、活字化された文章。読み手が不特定多数の他者になるため、筆者は自ずと筋道を立てざるを得ない。一方、読み手側も、「論理的思考」を駆使し、一本の筋道を意識して読むことで、「今がこうなら、次はこうなる。」「次がこうなら、最後はこうなる。」と最後まで読み通す力がつく。文章を「筋道を立てて追う」こと、つまり「論理的に読む」ことができれば、国語はもちろん、他教科の学力も向上する。これが、「国語が全ての教科の要」ということ。
つまり「国語力=論理的思考」は、教科を問わず、解き方がわからない問題や事案を前に、正答を子ども自身が考え、自らの力で導くための力。「国語力」(読解力・語彙力・表現力・記述力)をバランスよく伸ばすことで、向上心、向学心が強い子どもに成長する。
足の速さは目で見て直ぐにわかる。頭の良さ何を見てわかる?
それは「会話」であり「文章」である。
その人が紡ぐ「会話」、学生であれば書く「作文」や「小論文」、社会人であれば「ビジネス文書」や「手紙」など。
「国語力」とは、それは生涯を通じて「不要」である局面を探せない、必要不可欠な力。
一朝一夕では身につかないからこそ、年齢に合わせた難易度で継続して取り組むことが重要である。
ココまで 保護者投稿
心強いご意見を送ってくださったFさんに感謝です。
私達の子供は将来
国語力同様、
英語力も
情報キャッチ能力と論理的な思考力が求められるようになります。
単語リストだけひたすら覚えて点数を取るような時代ではなくなりました。
Literacyとは、国語、英語、数学、物理、化学、社会などなど、知識や情報を取り入れる全ての領域で必要とされる大事な能力です。
読書とDebateを通してその思考力を伸ばすことが可能であり、
これは国語教育も英語教育でも同じアプローチが必要ということです。
学校教育でも最近Debateが頻繁に行われていることはとても良いことだと思います。
思考力を育てることで学生時代にはどの教科での文章問題にも対応できるようになり、
社会に出てはさまざまに変化していく問題に対応できる生きる力につながります。
英語は英語思考で学んだほうが良いという時代がありました。
しかし、今はそのアプローチは英語環境にいるときのみ有効であることが沢山の統計を通して証明されています。
日本語環境にいる私達は英文を目にしても頭の中では日本語で理解しようとします。
これがいけないのではなく、そのスウィッチ能力を育てないといけないのです。
最近の研究では、楽しく取り組む読書こそが、外国語を母国語に上手にリンクさせて思考力とともにその言語を習得させる優れた学習方法であると言っています。
バイリンガル教育で最高権威を誇る有名なアメリカの言語学者Stephen Krashen博士の有名な講演会の映像があります。ぜひ日本語字幕をOnにしてご覧ください。
クラッシェン博士についてはこちらをご参照ください。
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